そもそも炭酸パックとは?どうして効果があるの?
ここでは、炭酸パックはどうして美肌効果があるのか知っておくと役立つ基礎知識を集めて解説しています。
炭酸パックの美肌効果のメカニズム
炭酸美容は歴史的にも古くから行われていた美容術で、皮膚科医が床ずれの治療に二酸化炭素のジェルを用いられたことから始まりました。
治療の仕組みとしては、炭酸は水中に二酸化炭素が溶け込んだもので、水に溶けた炭酸は分子が小さいため肌に浸透しやすく、皮膚に浸透した炭酸が毛細血管に到達すると血管中の二酸化炭素濃度がアップし、酸素を血液から取り込もうとすることで血管が広がり血流が増えます。
こうした炭酸ガスがもたらす血行促進作用によって、肌細胞に酸素や栄養が送り込まれるため、新陳代謝が盛んに行われるようになって肌のターンオーバーが正常化し老廃物も排出されていきます。
お肌の老廃物がなくなると、くすみなどのトラブル肌も無くなるので、しっかりと栄養が行き渡るようになるため潤いのある健康的な肌をサポートしてくれます。
また、炭酸にはタンパク質に張り付く性質があるので、メイクや皮脂、角質などの汚れを洗浄しキレイにしてくれる役割もある優れた成分。
スキンケアを行うときに使用することで美容成分が吸収しやすくなり、より効果を実感しやすくなると思います。
炭酸パックを選ぶときには炭酸濃度もチェック
炭酸パックで重要なのが、美容成分を肌細胞へ送り届ける炭酸濃度「ppm」の値。皮膚疾患の治療に使用されているのが1,000ppm以上の濃度のものなので、美容効果を得るためには最低限1,000ppmを超えるものでなければ明らかな効果を得ることは難しいと思います。
例えば炭酸ガスを使用した入浴剤が60~100ppmと言われているので、比較してみると1,000ppmはスゴイ炭酸濃度であることが分かります。
一般的な炭酸パックは1,000ppm以上のものなので、より高い美容効果を意識するのであればppmの数値が高いものを選んでみるのがオススメ!
通常の炭酸パックの10倍もの炭酸濃度でケアが出来る商品もあるので、炭酸パックを選ぶときによくチェックしてみてくださいね。